(台湾)[2002/4/17]

 東アジアの人々は、その長い歴史の間ずっと自然に深く親しみ、また自然を保護してきました。ところが近年の人口増大と急速な経済発展の影響をうけて、人々の生活環境はかつてない変化を遂げました。自然は破壊され、大切な生物多様性も喪失、もしくは失われつつあります。
 IUCNの世界保護地域委員会は1993年からとくに東アジアで積極的に活動を続けてきました。 最近のプログラムは、「東アジア保護地域行動計画」(1996年)をもとに立てられました。この行動計画は、東アジア地域の保護地域における問題や優先的に実施する必要のあるプロジェクトを紹介しています。そのプロジェクトのうち4つが最近環境省自然環境局の協力のもとで完成し、以下が出版されました。 

-東アジアの国立公園・保護地域における観光ガイドライン
-東アジアの保護地域における人的交流の実施
-東アジアの保護地域における資金調達ガイドライン
-東アジアの保護地域におけるディレクトリー

 これらは、最近台湾で行われた第4回東アジア保護地域会議で発表されました。この会議には、中国からの50人の専門家を含め、東アジア地域の関係者約300人が参加し、それぞれの保護地域における活動や事業などを発表し合い、保護地域の重要性を強調し、さらには2003年に開催される第5回世界公園会議にむけて準備のための陽明山宣言を採択しました。
  上記の3つのガイドラインはもともと東アジアにおいての利用を目的としていましたが、世界保護地域委員会は、それらの内容が世界のほかの保護地域においても利用可能であるとして着目しています。