(日本)[2002/10/18]  

 IUCNの保護地域プログラムのディビッド・シェパード主任が青森で開催された世界遺産シンポジウムに出席するため来日しました。これを機に、環境省、NGO、保護地域委員会の委員を含む日本のIUCNメンバーと18日に東京で会い、同シンポジウムの報告をはじめ、ヨハネスブルグサミットの成果や世界公園会議について報告しました。
 青森での世界遺産シンポジウムでは、自然遺産と文化遺産との関連性、管理計画の見直しの必要性(世界自然遺産地域周辺も管理計画に含める)、県と中央政府との連携の重要性が強調されたと話しました。また、バランスのとれた代表性、信頼性のある暫定リスト作りについても言及されました。
 ヨハネスブルクサミットの成果については、サミット全体としては規模の拡大によりIUCNが希望していた行動計画の採択に至らなかったなどの問題点もあったが、IUCNのサミットへの貢献として設置した環境センターでは、連日実施したイベントに多くの来訪者を迎えるなど、満足の行く結果であったと話しました。ワークショップの1つのPark Dayでは、ジュニアレンジャーとIUCN会長とが討論をする場が設けられ、若者の積極性が反映されました。今後は若者の関与が期待されます。また今後は市民社会と政府とのパートナーシップの確立が重要になるとされたが、IUCNはそのモデルになると述べました。
 最後に、2003年の世界公園会議にむけて、IUCNの世界保護地域プログラムは運営委員会を設置して準備を始めていること、日本へも資金援助を期待していると述べました。 なお、参加申込期限は10月末まで延期し、より多様な参加者を求める意向を示しました。