(IUCN スイス)[2004/6/8]

山岳は、特別な地域であり、計り知れない価値を持っている。山岳は世界の貯水塔としての機能を果たしており、世界の24の生物多様性のホットスポットの半分が山岳地域に存在する。世界の人口の約10分の1が山岳地域で暮らし、貴重な文化的多様性の源泉となっている。しかし、山岳は、気候変動、資源開発、大気汚染、外来種、不適切な開発などの脅威にさらされており、早急な保護が求められている地域でもある。


山岳保護地域の設立と管理を促進するために、IUCN世界保護地域委員会(WCPA)は「山岳保護地域の計画と管理のためのガイドライン」を発表した。この新しいマニュアルは、新しい保護地域の設立や特別な山岳環境における管理のための一般的な提言をおこなっている。このハンドブックは、国家レベル特に現場レベルで、特別なガイドラインや管理計画を立案するための枠組みを提供することを目的としている。水・土壌の保全、環境教育、ツーリズム、気候変動、大気といった課題を取り扱っており、山岳保護地域の選定や地域共同体の参加、山岳の文化的精神的価値の保全に関するガイダンスを提供している。