(IUCN)[2004/7/19]

世界において保護されている海洋環境は1%未満であり、海洋保護地域(MPAs)の4分の3が、ほとんどもしくは全く適切な管理を受けていない状況にある。

だが、海洋保護地域には、壮大な目標が設定されている; 海洋生物多様性の保護と貧困の縮小、海岸沿岸部住民に持続可能な経済成長を目指し、確固とした基盤を整備することである。これらの目標を達成するために、海洋保護地域が効率的に管理される必要がある。しかし、保護地域管理者は、実務から少し離れ、保護活動の評価を行うための時間がほとんどないのが現状である。その結果として、希少資源が不用意に浪費され、また、管理目標が達成されないこともある。

最近、IUCN(国際自然保護連合)、WWF(世界自然保護基金)、NOAA(米国海洋大気庁)が共同で、「あなたの海洋保護地域を診断する~海洋保護地域における管理効率の評価のための自然科学的・社会的指標に関するガイドブック」を発行した。この出版物は、海洋保護地域管理者の必要項目を取り揃え、現地調査を踏まえ、まとめられた広範囲にわたるガイドブックである。また、ガイドブックには、42項目の海洋保護地域特定指標がリストされており、管理者が彼らの保護地域の評価を行う際に利用できるようになっている。

このガイドブックの発行により、IUCNが行っている保護地域における管理効率評価に関する業務がさらに拡充されたと言える。