(IUCN)[2004/8/26]

ロシア極東部サハリン島沿岸沖において進められている、油田・ガス田開発が環境に与える影響について広く関心が寄せられている。

この状況を受けて、IUCN(国際自然保護連合)は、独自の科学検討委員会を召集する準備を進めている。同委員会は、絶滅危機ⅠA類であるニシコククジラの生息数や生物多様性関連の重要項目について、サハリン開発プロジェクトから受ける影響評価を行う。サハリンエネルギー投資会社(SEIC)が請け負っているサハリンプロジェクト第Ⅱ期において、ニシコククジラの生息を脅かす可能性に関する公開審査が、以前から続けられている。

北西太平洋個体群の生息頭数は確認されているかぎりでは100頭未満であると言われている。また、先月、国際捕鯨委員会は絶滅寸前にあるニシコククジラ保護の緊急対策が必要であると表明した。