(IUCN日本委員会 バンコク、タイ)[2004/11/24]

24日のIUCN総会では、午前の部(9:00~12:00)・午後の部(14:00~17:00)・夜の部(19:00~22:30)と3回、本会議場で議論が行われた。

午前の部では、自然保護フォーラムの様子を会員に報告するとともに前回のアンマンでの会議から今日までの会計報告やIUCNの今後の4年間のプログラム・予算案の説明が行われた。

今回の自然保護フォーラムは、世界中から5,000人以上の人が集まり、ワークショップやシンポジウムあわせて500のイベントが開催され、一言でそれを表現することは難しい。人類の福祉と自然保護・生物多様性の保全との関係、ビジネスと生物多様性の保全というテーマが一つの潮流になろうとしているというコメントが会場から寄せられた。会議関係者のコメント、会場からのコメントの締めくくりとして、IUCN会員に向けて「Dr.カメレオン(応用擬態学の世界的権威として知られている)」から自然保護フォーラムの成功を祝うメッセージが寄せられた。

今後4年のプログラムと予算案は明日採択される。というのも、事務局の起草したプログラムと一緒に、これから議論される決議案によっては、IUCNのプログラムも大幅にかわる可能性があるからだ。IUCNのプログラムは、IUCNの事務局を中心に起草したものとIUCN会員が自然保護会議で可決したプログラムで構成されている。 午後と夜のセッションでは、一昨日と同じように決議案・勧告案が議論された。討論のスピードアップもはかられたが、結局、日本のNGOが提案している「ジュゴン・ノグチゲラ・ヤンバルクイナの保全に関する勧告案」は明日の採決に持ち越された。会議の最後には、夜遅くまで英語・スペイン語・フランス語通訳を行った、スタッフに会場から惜しみない賞賛の声が寄せられた。全体を通せば9時間30分も通訳を続けたことになる。

自然保護会議は多くのスタッフの努力に支えられているのだ。(道家 哲平 Update 2004.11.25)