2004年度版レッドリストによって、15,589種が種の絶滅に直面していることが明らかになった。3分の1の両生類や淡水域のカメ類の半分、8分の1の鳥類、哺乳類の4分の1が危険な状態にあることがわかった。

「頑強なサメから謙虚なカエルまで、世界の生物多様性は予想もしない勢いで減少している。増大する絶滅危機を食い止めることは、自然保護会議に参加している1,000を超すIUCN会員の大きな関心事である。

地球の生物多様性が直面している状況は、明らかにエスカレートしており、民間部門や政府、NGOの代表者を含む5,000人の参加者が、この流れを止めるための方法を模索している。参加者は、種の絶滅が人類の福祉に危機的な意味を持ち、生物多様性の保全が持続可能な発展に対する危機管理の中心的な意味を持つという事実を国際社会に警告するだろう。

良いニュースもある。自然保護の手法が既に「違いを生み出している」;絶滅危惧鳥類の4分の1がそのような手法に助けられているのだ。必要なことはもっと多くの種の保護に乗り出すこと、定期的に更新されている情報を活用して、絶滅危惧種に注目することだ。より資源を投入し、資源をもっと効果的に使い、社会のすべてのセクションを横断して、新しい協力を作ることだ。」

これらは、世界生物種アセスメント(Global Species Assessment)とその協力によって作られた2004年度版IUCNレッドリストが警告する重要なメッセージだ。レッドリスト2004は世界の生物多様性の状況について最も包括的な評価を実行したものだ。世界生物種アセスメントはレッドリスト協力団体であるIUCNとIUCNの種の保存委員会(SSC)、コンサベーション・インターナショナル、生物多様性応用科学センター、バードライフ・インターナショナル、ネイチャーサーブが作成している。

2,000年に主要な分析がされて以降、過去4年にわたる生物多様性の動向・地域ごとのケーススタディを世界生物種アセスメントが発表しており、両生類と古代に分化した植物群であるソテツと針葉樹の全種が記載されることになった。いずれの種も生息地とともに危険な状態にあり、また多くの脅威にさらされていることが強調されている。

(IUCN,バンコク タイ)[2004/11/17]