ジェーン・スマート博士がIUCN種の保存プログラムの新しい責任者に就任した。博士は植物学の学位を取得後、植物生態学者として専門的な活動を開始し、荒廃した湿地生態系の復元・管理についての調査に従事してきた。


その後、博士は数年間、地方自治体や地域NGO団体と協力して活動を進める中、植物保護を目的とした団体設立の構想を持つようになった。そして、プラントライフ・インターナショナル(Planlife International)が1989年後半に設立されるに至った。博士は発足当初のスタッフとして責任者を務めている。プラントライフは、1992年にIUCN会員となった。


1993年に博士は、ヨーロッパをフィールドに植物保護活動を行っている団体のネットワーク団体"プランタ・ユーロパ"を立ち上げた(プラントライフが事務局を提供)。プロジェクト運営上の主な優先項目は、これまで同様、重要植物地域(IPAs)の特定と管理である。この手法は、生物多様性条約のフレームワークの中で立案・発展した「世界植物保全戦略」に位置づけられている。この戦略の採択(*)によってIPA計画が地球レベルで飛躍的に進展している。博士は、長い間種の保存委員会の植物保全小委員会の専門委員として活動してきたほか、この3年間、IUCNイギリス国内委員会の委員長を務めていた。


日本委員会注

世界植物保全戦略は、生物多様性条約第6回締約国会議決議Ⅵ/9として採択された。

(IUCN、スイス)[2005/4/11]