国際自然保護連合(IUCN)とWWFの両事務局長がトラフィック(TRAFFIC)の将来要綱今後の発展に関する新しい協定書に署名した。

新協定書の成立にあたり、TRAFFIC役員、スティーブン・ブロード氏はこのように述べている。"今回の同意内容は、TRAFFICがこれまで積み上げた成果を是認するものであり、またWWFとIUCNが、野生生物貿易は生物多様性保全と人類の発展において重要な点であることを共同し広報する取り組みをさらに発展させたいという意思表明である

TRAFFICは、1976年に設立され、WWFとIUCNの共同活動という独自スタイルにて活動を進めている。同団体は、識別データの蓄積、適切かつ偏らない分析、長年に渡る成果業績を有している。運営は、7つの地域プログラムが24カ国の各事務所によって実行されており、英国ケンブリッジにあるTRAFFIC国際事務所が全体調整を行なっている。

TRAFFICは、WWFとIUCNの両団体が活動する上で、専門的リーダーシップを発揮するという役割を担っている。具体的には、野生生物貿易問題と現況に関する知識・情報を拡大し活用していくこと、実効性のある政策・解決策を立案し、実際適用していくことを支援する活動である。

WWFとIUCN間の新たな取り決めは、4月29日にスイス、グランで締結された。その内容は2003年に行われたTRAFFIC事業の包括的外部評価で明らかにされた検討点を踏まえて作成されたものである。また、野生動植物貿易を取り巻く生物多様性保全活動、社会経済的な新たな取り組みとその実現推進のために、25年間続いた連携をさらに強化していくことを謳っている。

(IUCN/SSC)[2005/6/23]