シロクマや、カバ、サメも絶滅危惧種に

【5月2日 東京】 「IUCNレッドリスト2006」発表-1万6118種の動植物が絶滅の危機ーシロクマや、カバ、サメも絶滅危惧種に

今回の「IUCNレッドリスト2006」で、絶滅危惧種は1万6118種になった。 わたしたちになじみのある「ホッキョクグマ(シロクマ)」や「カバ」、また、砂漠地帯に住む「ガゼル(レイヨウ)」、「サメ」、その他、淡水魚や地中海の植物などが加わった。一方、ヨーロッパでの保護活動の成果により、世界のオジロワシの個体数は倍になり、危機の度合いが下がった。

公式に「絶滅」とされたのは、784種で、さらに65種が野生絶滅種として記載されている。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストの基準で評価された40,168種のうち、現在16,118種が絶滅のおそれがあるとされている。両生類の3分の1、針葉樹の4分の1、鳥類の8分の1、ほ乳類の4分の1が危機的な状況にある。

「IUCNレッドリスト2006」は、地球上の生物多様性の喪失が進行していること、さらに人類の活動が生物種に負荷を与えていることを明らかに示している。IUCNレッドリストは、世界的な動植物の状況を評価したものとして広く知られており、2010年までに、現在の急激な生物多様性の喪失傾向を大きく減少させるという世界的な目標達成が、どの程度進んだのか、またどの程度失われたのかを正確に測定する基準となっている。

写真 (c) Robert & Carolyn Buchanan

(IUCN/本部)[2006/5/2]