「パリ・メッセージ」の実現に向け、重要な一歩が踏み出された。EU理事会総会で「パリ・メッセージ」が支持され、生物多様性と生態系サービスが人類、特に貧困層の人々に対して欠かすことのできない貢献をしていることが強調された。

2006年9月に、政府代表、発展途上国・後進国の市民団体からなる400人もの参加者が「パリ・メッセージ」に同意した。その要点は、ヨーロッパにおける開発協力施策に生物多様性を組み入れることである。

欧州委員会は、加盟諸国と緊密に連携し、「パリ・メッセージ」にある主要な重点行動計画の実行状況について定期的にEU理事会に対して報告することが求められている。

IUCNは、次なる取り組みとして、欧州委員会と関心を寄せている加盟国とともに「パリ・メッセージ」を適切に実行するための活動指針を明確にしていく予定だ。特に、発展途上国・地域に対する生物多様性と生態系サービスを主軸とした開発政策立案の支援を行う。

IUCNヨーロッパ地域事務所所長のタマス・マルゲシュ氏は、以下のように述べた。「パリ・メッセージがEU加盟国に正式に承認されるように、EU理事会の結論は、パリ・メッセージ後の推進活動における画期的な出来事であり、生物多様性保全と開発支援の視点を議論の場に引き入れたことを意味するのです。」

(IUCN/本部)