IUCNが、遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する名古屋議定書の交渉に関わっていない人や法律を専門としていない人にもわかりやすいように、解説ガイドを作成することを決め、その第1ドラフトが公開しました。解説ガイドは201210月にインドで開催される生物多様性条約第11回締約国会議での最終版公開に向けて作成されています。

この第1ドラフトは、2度の専門家によるワークショップレビュー(201112月、20123月を予定)と様々なABSに関わる関係者(政府、国際機関、NGO、先住民族、産業界、研究機関など)によるインターネットレビュー(20122月を予定)によって、改良されていきます。第1ドラフトは以下よりダウンロードすることができますので、気軽にコメントをして頂ければ、幸いです。コメントやフォードバックは以下の2人にまで、よろしくお願いいたします。

 

遺伝資源へのアクセスと利益配分に関する名古屋議定書解説ガイドVer.1.0(pdf)

 

Thomas Greiber

Senior Legal Officer

IUCN Environmental Law Centre

 

Sonia Peña Moreno

Senior Policy Officer – Biodiversity

IUCN Global Policy Unit

カテゴリ: 2011

DSC_4367[2011年12月18日 石川県金沢市]

12月17日、昨年、2010年国際生物多様性年のクロージングと2011年国際森林年のブリッジセレモニーを行った石川県金沢市で、国連生物多様性の10年の国際キックオフが開催されたことにあわせ、国際自然保護連合日本委員会では、国連生物多様性の10年の推進と愛知ターゲット達成にむけた活動を進めるため、生物多様性条約事務局と覚え書きを結びました。

「国連生物多様性の10年」の推進に向けて、 生物多様性条約事務局との協力に向けた覚書きを調印

愛知ターゲットの実現に、さらなる市民活動の活性化を  
 

【2011年12月18日 石川県金沢市】

「国連生物多様性の10年(United Nations Decade of Biodiversity(略称:UNDB))」の国際キックオフが行なわれた翌18日、生物多様性条約事務局と国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)、CEPAジャパン、国連生物多様性の10年市民ネットワーク(UNDB市民ネット)は、国連生物多様性の10年の推進に向けて、協力の覚え書きを結んだ。

覚書きは、「国連生物多様性の10年の推進と愛知ターゲットの達成には市民の参加が欠かせない」として、愛知ターゲットの理解を深めるための催事、普及啓発資料の制作や生物多様性条約関連資料の日本語訳などの領域で、生物多様性条約事務局と上記3団体とで協力を進めていくことを確認するものである。

2010年10月、私たちの社会と文化の基盤であり、自然の恵み(生態系サービス)を将来にわたって保証する多様な生物とそのつながりである生物多様性を保全するため、愛知県名古屋市で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催され、2050年に人と自然が共生する社会をめざし、2020年までに生物多様性の損失を止めるための行動をとることを目標とした「愛知ターゲット」が、193カ国の条約加盟国の総意で採択された。

同じくCOP10では、UNDB市民ネットの前身団体である「生物多様性条約市民ネットワーク」が提案し、日本政府とともに働きかけた「国連生物多様性の10年」の設立も採択された。この提案は、2010年12月の国連総会で正式に議決され2011年から2020年を国連生物多様性の10年とされている。

「193カ国の未来への約束である愛知ターゲットの実現には、あらゆるセクターが取組まなければ達成されません。本日、生物多様性条約事務局と国際自然保護連合日本委員会、CEPAジャパン、UNDB市民ネットが署名した協力の覚え書きによって、にじゅうまるプロジェクトや普及啓発をより進め、愛知ターゲット実現に向けた市民の取組みの加速につながると思います」と吉田正人IUCN-J会長は語る。

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・生物多様性条約事務局 http://www.cbd.int/

・IUCN—Jについて http://www.bd20.jp

・CEPAジャパンについて http://cepajapan.org/ 

・UNDB市民ネットについて  http://www.jcnundb.org


カテゴリ: 2011