IUCN-Jでは、2006年から生物多様性条約や国家戦略に関するセミナー、シンポジウム、ウェブ、ブログ等での情報発信をしてきました。

<2006年度>

第3次生物多様性国家戦略の改定に向けて、環境省の中に懇談会が設置され、様々な議論がされていました。IUCN-Jでは、生物多様性条約や海外の生物多様性保全をめぐる動向を学ぶセミナーと、生物多様性条約事務局長、アーメッド・ジョグラフ氏を招いたシンポジウムを開催し、世界の潮流を捉えた生物多様性国家戦略になるよう働きかけを行いました。

第1回 勉強会 2006年9月26日 記録:
http://iucn.jp/images/stories/event/pdf/summary060926.pdf
第2回 勉強会 2006年10月19日 記録:
http://iucn.jp/images/stories/event/pdf/summary061019.pdf
第3回 勉強会 2006年12月13日 記録:
http://iucn.jp/images/stories/event/pdf/summary061213.pdf

2007年1月27日国際シンポジウム「生物多様性条約 ~世界と日本を結ぶ国家戦略をめざして」(要約):
http://iucn.jp/images/stories/event/pdf/symposium_summary.pdf

<2007~2008年度>

2007~ 2008年度は、第3次生物多様性国家戦略へのNGO提案を行うとともに、2007年1月の国際シンポをきっかけに日本が誘致することになった「生物多様性条約第10回締約国会議」に向けた準備が本格化しました。まだ、日本のNGOの窓口となる団体がなかったことから、IUCN-Jが窓口となって、生物多様性条約の事務局との意見交換会を進め、2009年1月25日「生物多様性条約市民ネットワーク」の設立に貢献しました。生物多様性条約市民ネットの運営には、IUCN加盟団体が主要な役割を果たしました。

・アーメッド・ジョグラフ事務局長との意見交換会(6月16日) (リンク:PDF)
・アーメッド・ジョグラフ事務局長との意見交換会(9月11日) (リンク:PDF)
・生物多様性条約事務局ラヴィ・シャルマ氏との意見交換会 議事録 (リンク:PDF)
・IUCNセミナー「遺伝資源へのアクセスと利益配分」(2009年1月31日) (リンク:PDF)

<2009年度>

2009年度は、IUCN-Jが、生物多様性条約COP10にどのような立場で臨むのかを検討した「COP10に向けた基本方針」を採択しました。そして、COP10に向けた主要な国際会議に出席し、国際的な情報収集を行うともに、生物多様性COP10主要議題であるポスト2010年目標(現在、愛知ターゲットと呼ばれる)に関して、日本の事例を共有するシンポジウム、海外の専門家も交えた国際シンポジウムを開催しました。

2009年9月6日 東京大学弥生講堂にて
生物多様性条約COP101年前プレシンポジウム~生物多様性2010年目標と日本の経験~
2010年10月10日 国連大学にて
生物多様性条約COP101年前シンポジウム~生物多様性ポスト2010年目標とアジアビジョン~

<2010年度>

生物多様性条約COP10の本番の年は、「想いでつなごう!COP10おりがみプロジェクト」による生物多様性条約COP10への参加型イベントを実施するとともに、エコリーグ(全国青年環境連盟)と共同でユースにCOP10を経験する機会を作り、人材育成をめざした「Project(4_U)」を運営しました。また、COP10後に愛知ターゲット実現するために市民にどんな活動が出来るかを検討する「愛知ターゲット実現ワークショップ」を行いました。
愛知ターゲットワークショップ特別サイト
リンク:http://cbdws.iucn.jp/

COP10おりがみプロジェクトは、国連生物多様性の10年の「想いでつなごう!おりがみアクション」として継続しています。
リンク:http://www.cop10-origami.com/

<2011年度>

生物多様性条約COP10の成果を受けて、生物多様性国家戦略改定に向けたNGO意見交換会に出席したり、愛知ターゲットを達成するために活動する市民・企業などをつなぐにじゅうまるプロジェクトを開始したりしました。詳しくは、にじゅうまるプロジェクトウェブサイトをご覧ください。
リンク:http://bd20.jp/