渡辺綱男国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)は、国際自然保護連合(IUCN)の活動への協力、団体間の連絡を目的として、1980年にIUCN加盟団体によって設立されました。日本では知名度の低かったIUCNも、親善大使のイルカさんのご協力などにより、次第に知られるようになり、今では、IUCNに加盟する20近くのNGOのほか、政府(外務省、環境省)も加わった幅広い自然保護ネットワークに成長しました。

2010年10月に名古屋で開催された第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)では、生物多様性に関する新たな世界目標として愛知ターゲットが採択されました。日本の提案も受けて、その長期ビジョンには「人と自然が共生する世界」が掲げられました。IUCNJでは愛知ターゲトの達成にむけて、さまざまな主体に目標達成に資する行動の実施を呼びかける「にじゅうまるプロジェクト」をすすめています。

また愛知ターゲット達成を目指し既に活動をしている団体で集まり、目標達成に向け今後どのように活動を広めるか話し合う、「にじゅうまるプロジェクトパートナーズ会合(COP)」も開催し、取り組みの輪を広げています。

こうした取り組みを通じて、地球の生物多様性を守り、子孫に伝えることの大切さを伝えていきたいと考えています。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

IUCN日本委員会会長 渡邉綱男(一般財団法人 自然環境研究センター上級研究員)

渡辺綱男

日本古来の茅葺が残る京都府美山町にて