11日から始まるIUCNリーダーズフォーラムの前日に、IUCN本部を訪問しました。本部事務所は、ジュネーブの郊外、電車で20分ほど移動したグランという小さな町にあります。

同じ建物の中に、WWFの本部や、ラムサール条約の事務局も所在しており、日常的にコミュニケーションを図れるような環境で、カフェやテラスもあります。建物は、LEADという環境配慮型建築の認証を取っており、リサイクルコンクリートでできた建物には、雨水利用、太陽光発電、高断熱ガラスによる省エネなど随所に工夫を示している他、クリエイティビティの発揮やコミュニケーションをはかりやすい業務環境の工夫が随所に施されている空間でした。



IUCN会員団体のコンサベーションインターナショナルジャパン、ユースメンバーのChange Our Next Decade（COND）や「緋熊と黒潮」に所属する大学生、IUCNをプロボノでサポートしてくださっている PwCコンサルティングのスタッフなど多彩な構成で総勢12名で訪問です。

IUCN本部建物前にて撮影


グレーテルIUCN事務局長代理はじめ、イアン・スチュワート会員・専門委員支援ユニット部長など、日頃メールやオンライン等でやりとりしていた方々との対面での対話の機会を得る貴重な経験となりました。

イアン部長からは、IUCNの紹介リーフレット、メルマガ、オンライン交流プラットフォーム（IUCN Engage）、アジア地域フォーラムの開催準備などの話を伺いました。日本からは、IUCNの活動紹介を進めるためのコミュニケーション素材の共有方法や、ネイチャーポジティブイニシアティブの日本版発足方法について意見交換をするなど2時間にわたって情報交換をしました。

国際自然保護連合日本委員会
事務局長　道家哲平