国際自然保護連合は、生物多様性を包括的に守り、活かす国際条約の起草と提案を1982年の会議で決め、その取り組みが1992年の生物多様性条約採択につながるなど、最初期から、生物多様性条約に関わってきました。
国際自然保護連合日本委員会では、2006年から、生物多様性条約で生み出される様々な知見や国際基準等を日本で上手く活用されるよう勉強会などを実施してきました。2010年に生物多様性条約第10回締約国会合(COP10)が日本の愛知県名古屋市で開催された際にも、「国際生物多様性の10年」という市民からの提案づくりに寄与しています。
COP10の成果である愛知目標達成に寄与するため、「にじゅうまるプロジェクト」というキャンペーンを立ち上げ、NGO・企業・自治体・ユース団体などから愛知目標達成のための宣言を集め、ネットワークを作り、最新の世界動向を日本で生物多様性保全に取り組む人々に伝えてきました。
10年間の成果は、「にじゅうまるプロジェクト 10年の振り返りと日本から世界に発信する新しい協働」にまとめています。
日本語(PDF:20.7MB)
英語(PDF:37.5MB)
現在、IUCN-Jでは、世界を見据え、現場で活躍する“にじゅうまるから”、ネイチャーポジティブに向けて取りくもうという人が集まる新たなサークルへと移行する計画でいます。
このため、ウェブサイトの一部内容は、IUCN-Jが運営するにじゅうまるプロジェクトウェブサイトにリンクするようになっています。