12/20(水)17時より地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)セミナースペースにて、
『ネイチャーポジティブ支援プロジェクト 〜注目環境ニュースを事務局長道家が解説チャリティーイベント〜』を開催しました。
ゲストにIUCN親善大使のイルカさんや総合司会として井田寛子さんをお迎えし、
会場5名、オンラインで8名、計13名の方にご参加いただきました。
IUCN親善大使のイルカさんも来場!
2004年からIUCN-Jの活動をご支援をいただいているイルカさんからは、IUCN-Jの歩みやご活動される中で感じたこと等をお話頂きました。また、2018年から行った計26か所のコンサートで集めた512,741円ものご寄付を頂きました。
今回集まったご寄付は、今後のネイチャーポジティブに向けた活動へ役立てていきます。
イルカさんのコンサートを通して、ご寄付くださった皆様、本当にありがとうございました。改めてこの場を借りてお礼申し上げます。
IUCN-Jと連携して活動する加盟団体からのご挨拶
次のセッションでは、IUCN-Jと連携して活動に取り組むIUCN-Jの加盟団体である日本の野鳥の会
日本自然保護協会、ユース会員である緋熊と黒潮のみなさんにご参加いただき、IUCN-Jとの関わりや活動をご紹介して頂きました。
2023のIUCN-Jの活動のハイライトのご報告
続いてIUCN-J事務局長の道家より、2023年の活動のご報告をしました。
2023年度は、
- アジアOECM専門家会合(インド)
- 英国環境農業政策視察(UK)
- IUCNリーダーフォーラム(スイス)
- 生物多様性条約関連会合(ケニア)
- 日中韓IUCN会員会合(韓国)
の5つの国際会議や視察に出席し、
国際会議レポートや報告会にて、ネイチャーポジティブへ向けた国際動向の発信を行いました。
会議へは7名の若手の参加支援を行い、事前準備として11回のレクチャーとMYポジションペーパーの作成を行いました。
その他にも、発信活動としては、
IUCNレッドリスト報道支援や海外専門家/IUCN理事との情報交換会(8回)、
J-GBF委員、ネイチャーポジティブ経済研究会、海洋OECM勉強会等の国の検討への出席・発信、
さらには事務局だけで講演(40回)、TV/ラジオ出演(2件)、原稿の執筆(6本)、雑誌取材(3件)への対応を行いました。
また、J-GBF(2030生物多様性枠組み実現日本会議:事務局環境省)のネイチャーポジティブ宣言ポータルサイトの立ち上げ、将来世代戦略の策定にも取り組んできました。
また、昨年、カナダのモントリオールで開催されたCOP15から約1年経ったイベント当日は「昆明・モントリオール生物多様性枠組み」として採択されたポスト2020生物多様性枠組み(GBF:Global Biodiversity Framework)のロゴも発表され、ネイチャー・ポジティブな社会へまた新たな一歩を踏み出したことも実感しました。
事務局長道家が注目する環境ニュースの今とこれから
活動報告に続き、次のセッションでは「事務局長道家が注目する環境ニュースの今とこれから」と題し、ランキング形式でお話しをしました。
【2023年の注目ニュース】
- 地球沸騰化
- 生物多様性国家戦略の策定
- 自然関連財務情報開示枠組みの発表
- 自然共生サイトの発表 全国122箇所
- 生物多様性世界枠組み実施に向けた動き
【2024年の注目ニュース】
- 環境省ネイチャーポジティブ経済移行戦略策定
- ネイチャーポジティブ日本イニシアティブを発足させたい
- 自然共生サイト推進方(仮称)の成立
- 生物多様性国際ユース会議@横浜
- 生物多様性条約第16回締約国会議
気象キャスターならではの井田さんの視点や、音楽を通して生物多様性を広げるイルカさん、専門的視点を持った会員団体の皆様、ユース、多様な参加者の皆様から様々な視点のコメントを頂きました。
意見交換&交流会
イベント最後のセッションでは、意見交換&交流会の時間をもうけ、グループでディスカッションを行いました。
IUCN-Jの活動に関心を持ったきっかけや、どのような活動に関心が高いかなどの自己紹介をそれぞれ行ったのちに、「2024年にIUCN-Jに期待すること」をテーマにディスカッションし、発表を行い新たな協働を考えるきっかけにもなりました。
市民社会の代表として活動を進める私たちにとって皆様おひとりおひとりから寄せられたご期待に応えていけるように引き続き活動を続けてまいります。
IUCN-Jの活動を継続的にご支援いただけるサポーターキャンペーン実施中
引き続きIUCN-Jの活動を継続的にご支援いただけるサポーターを募集しています。今、ご支援いただいた方にはオリジナルステッカープレゼントのキャンペーンを実施しています。
IUCN-Jでは、未来への責任を果たすため、自然保護に取り組む日本国や世界の組織と連帯し、自然の損失を止め、回復へとつなげる「ネイチャーポジティブ」のため活動をより一層大きくしたいと考えています。ぜひ私たちの活動へのご支援をよろしくお願いいたします。