2024年10月16日から10月18日かけて、第5回条約の実施に関する作業部会(SBI5)が、10月21日から11月1日にかけて、第16回締約国会議(および、第11回カルタヘナ議定書会合、第5回名古屋議定書会合という二つの議定書会議)が、コロンビアのカリで開催されます。
国際自然保護連合日本委員会は、地球環境基金や経団連自然保護基金の助成や、J-GBF支援事業によるユース派遣事業、IUCN-Jへのご寄付等、さまざまなご支援をもとに、この会合に臨みます。
このCOP16編では、SBI5も含めて、現地の様子、交渉の動き、サイドイベントから見えてくる世界の動向などをご報告する予定です。
今回のCOP16では、COP15で決まった昆明モントリオール生物多様性枠組みの実施の加速や、COP15で決まらなかったあるいは宿題となった課題に答えを出すことが期待される会議です。
ブログ記事は参加者の視点で現地からお伝えするものです。連日連夜、朝10時から夜10時にまで及ぶ交渉の日々からお届けしますので、誤字脱字等あるかもしれませんがご容赦ください。
COP16議題
- 開会
- 組織に関する事項
- 信任状に関する報告
- 継続審議(Pending)
- 今後の締約国会議の日程と開催地
- 会合期間中および地域準備会合の報告
- 条約の管理および信託基金の予算
- 生物多様性世界枠組みに沿った、締約国による生物多様性国家戦略の作成と更新の進捗状況
- 遺伝資源に関するデジタル配列情報
- 計画、モニタリング、報告、レビューのためのメカニズム
- 資源動員及び資金メカニズム
- キャパシティビルディングと能力開発、技術・科学協力、クリアリングハウスメカニズム、知識管理
- 他の条約に基づき設立された国際機関および組織との協力。
- 第8条(j)及び関連規定の実施。
- コミュニケーション、教育、国民意識
- 世界生物多様性枠組の実施を支援するための科学的・技術的ニーズ
- セクター内およびセクターを超えた生物多様性の主流化
- 生物多様性の多様な価値
- 持続可能な野生生物管理
- 海洋・沿岸の生物多様性、島の生物多様性
- 侵略的外来種。
- 生物多様性と健康
- 植物の保全
- 合成生物学
- 生物多様性と気候変動
- 責任と救済(第14条第2項)。
- 条約および議定書の下でのプロセスの有効性のレビュー
- 締約国会議の複数年作業計画
- その他の事項
- 報告書の採択
- 閉会
国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家哲平(日本自然保護協会・保護教育部国際主任)