10/26にナトゥラル・ファラリョネス・デ・カリ国立公園へ訪れました。
「ワラ」という山へ行く専用の車、「チバ」の1種に乗り込み、国立公園へ向かいました。
朝食調達するため、途中の村で降りました。
そこでは、牛の肺を素揚げが売っており、衝撃的でしたが、他の食べ物も全部揚げ物でした。
近くには川があり、そこではソライロフウキンチョウやギンミドリフウキンチョウが見られました。
その後、再びワラに乗り込み、ハチドリの観察スポットへ行きました。ある村の民家に砂糖水を入れた容器が屋根からぶらさげられており、そこで至近距離でハチドリを観察することができました。ここだけで22種類ものハチドリがいるらしく、ここでも近くで美しいハチドリを見れるのは嬉しいものの、餌付けが行われていることに複雑な心境でした。日本でも意外と知られていませんが餌付けは、その鳥の本来の生態を奪ってしまったり、人と野生動物の軋轢を生む可能性があります。
その後、森の方?へ移動し、ガイドの方に案内してもらいながら、コロンビアの自然を堪能しました。歩いているとモルフォチョウも飛んでおり、博物館の標本で憧れだった昆虫に出逢えてとても感動しました。
その後、先住民の土地にあるレストランへ行き、みんなで食事を楽しみました。コロンビアの多くのご飯は日本人にとっては量が多く、食べ切るのに苦労しました。味は非常に美味です。
レストランで食事をしながら、ガイドが自然保護プロジェクトに関わるで、ツアー参加者もCOP参加者だったので、コロンビアの環境問題について話を伺っていました。私は英語が不得意なため、上手く聞き取れませんでしたが、密猟問題や外来種問題などコロンビアも多くの課題を抱えているようでした。コロンビアタイムで過ごしていたため、14時に終わるはずのツアーは16時まで長引きましたが、じっくりコロンビアを味わうことができ、非常に良い時間を過ごすことができました。
コロンビアの人々はとても人懐っこく、朝からベランダで踊りながら観光客に声をかけてくる方や、道中雨やお菓子をくれる方、日本語で話しかけてくれる方など、人々との交流も楽しむことができました。治安が悪いというイメージもあるかもしれませんが、そこに住む人々はとても暖かく、友好的な方も多いです。来てみないと分からないことに改めて気付かされました。
IUCN日本委員会事務局
稲場一華