グリーンウォッシュの防ぎ方
グリーンウォッシュは、問題のあるグリーンコミュニケーションによって引き起こされます。環境保全活動自体は推奨されるべき良いことですが、グリーンコミュニケーションを適切に行わないと、逆の影響を与えてしまう可能性があります。
問題のあるグリーンコミュニケーションを防ぐため、取組み実施時には①~③が出来ているか振返ることが重要です。
科学的根拠があるかを確認する
組織の主張は、科学的根拠に基づいたものとしてください。例えば、新たに土地開発を実施する場合、該当地域の生態調査が科学的根拠に基づいて網羅的に行われたことを確認し、開発土地の安全性について公表するようにしてください。
情報発信のガバナンスを整理する
外部公開前に取るべき承認や手続きをプロセス化し、不適切な情報を外部に発信することを防止してください。
専門機関と協力する
環境意識の高まりを受けて世界中で規制が厳しくなり、国毎で個別の規制を設けるなど、複雑になってきています。国毎で規制のレベルに違いがあり、欧米は日本よりも厳しく規制を設定している傾向にあるため、SNSでの情報発信が容易な今、日本国外での動向にも注意を配ることが重要です。このような背景からトレンドを組織内のみで把握することが難しくなってくる中、専門機関との連携は不可欠です。有識者を有する組織と協働することにより、取組みが規制から外れた内容になっていないかモニタリングしながら推進することが可能になります。
IUCN-Jでは、皆さんと共に環境保全の歩みを進めることを目指しています。
もし「自組織の取組がグリーンウォッシュに該当していないか?」「ネイチャーポジティブに寄与するためにどんな取組をすればよいか?」などの疑問点などがありましたら、以下お問合せフォームにいつでもご連絡ください。
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