消費にサステナブルな選択肢を。
すべての人が母なる地球と調和して豊かに暮らせるように、サステナブルな消費の選択肢をつくる。
そのため、支援政策や規制枠組みを確立し、関連情報や代替手段へのアクセスや教育を改善する。
また、2030年までに、食料廃棄の半減、過剰消費の大幅な削減、廃棄物削減を通じて消費のグローバルフットプリントを皆で削減していく。
すべての人々が母なる地球とうまく共生するために、支援政策及び立法的又は規制的な枠組みの確立、教育及び正確な関連情報や代替手段へのアクセスの改善によって、人々が持続可能な消費の選択を奨励され、行うことができるようにするとともに、2030 年までに、世界の食料廃棄の半減、過剰消費の大幅削減、廃棄物の発生の大幅削減などを通じて、消費のグローバルフットプリントを衡平な形で削減する。
目標のポイント
POINT 1
持続不可能な消費は、生物多様性損失の根本的な要因です。人類による生物資源の利用は、地球の再生産能力を上回り続けている状況にあります。
POINT 2
このターゲットでは、2030年までに、
- 世界の食料廃棄の半減
- 過剰消費の大幅削減
- 廃棄物の発生の大幅削減
をすることで、消費のグローバルフットプリントを衡平に削減することを目指しています。
そのために、
- 支援政策や法律・規制などを作る
- 教育を改善したり正確な関連情報にアクセスできるようにする
ことを通じて、持続可能な消費の選択肢が増え、その選択が推奨され、各自がそういった消費をできるような状況をつくることが必要です。
POINT 3
消費の削減は、世界的に衡平に行われる必要があります。日本を含む世界の一部の地域はグローバルフットプリントに非常に大きな影響を与えている一方で、他の地域でははるかに低い割合で資源が消費されている現状があります。
POINT 4
当ターゲットは、食料廃棄や廃棄物といった、これまで生物多様性条約の枠内であまり扱われてこなかった内容についても言及しています。これらは、生物多様性だけでなく、気候変動や飢餓と貧困の撲滅といった社会目標にも同時対応するために重要な役割を果たします。
目標達成に向けた活動の考え方
このターゲットの達成に向けた活動の例としては、
- 生物多様性や環境に優しい消費を支援する仕組み(政策・法律・規制、公共調達基準への採用など)を作る
- 生物多様性や環境に優しい商品の開発・販売・普及を進める
- 生物多様性認証の整備を進め、普及させる
といったことが考えられます。
活躍が期待される人たち
この目標の達成には、国や自治体による仕組みづくり、事業者や農林漁業団体による生産、市民による消費が特に期待されています。
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国
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自治体
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事業者
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非営利団体
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教育研究機関
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市民
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農林漁業団体
国内での参考事例
消費から持続可能な社会を考える市民ネットワークには、野生生物保全論研究会などのIUCNメンバーも入り、「企業のエシカル通信簿」や商品サイト、調査研究などを通じた取り組みをしています
世界の生物多様性の
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